DCAボットの設定:LONGとSHORT

このページでは、BybotのDCA(ドルコスト平均法・平均取得価格の改善)ボットを作成・編集するときに使える設定を説明します。DCA LONGは価格が下がると買い、回復後に売ります。DCA SHORTは、現物残高にすでに保有している資産を価格の上昇時に売り、より安く買い戻します。マージンやレバレッジは使いません。

ボット作成時にDCA LONGとDCA SHORTを選ぶ画面

戦略の流れ全体とリスクについては、DCA LONGとDCA SHORT(英語)をご覧ください。設定の手順については、ボットの作成をご覧ください。


共通パラメータ

特に記載がない限り、これらのパラメータはDCAの両方向に適用されます。

DCAボットの基本パラメータ:目標利益、注文サイズ、平均化ステップ、平均化注文の最大数

取引所

ボットが取引する取引所です:Bybit、Binance、MEXC、BingX、Hyperliquid、Pionex。作成時に選択し、後から変更することはできません。

取引ペア(“Trading Pair”)

取引する資産です。例:BTCUSDT(ビットコイン対ドル)、ETHUSDT(イーサ対ドル)。作成時に選択し、変更することはできません。

注文サイズ(“Order Size”)

最初の注文のサイズで、その後の平均化レベルを計算する基準となる金額です。

  • DCA LONGは、USDTやUSDCなどの決済通貨を使って資産を買います。
  • DCA SHORTは、取引所にすでに保有しているベース資産を使って売り注文を出します。

サイズモード(“Size Mode”)

注文サイズを決済通貨とベース資産のどちらで計算するかを決めます:

  • 決済通貨:例:5 USDT。仮想通貨の数量は現在の価格によって変わります。
  • ベース資産:例:0.001 BTC。決済通貨での価値は市場価格によって変わります。

DCA SHORTでは、ベース資産でのサイズ指定が必要です。サイズモードはボットの作成時に選択し、後から変更することはできません。

目標利益(“Target Profit”)

ボットが現在のサイクルを終了する目標の割合です。

  • DCA LONGは、平均購入価格より高く売って終了します。
  • DCA SHORTは、平均売却価格より安く買い戻して終了します。

DCAボットのパラメータ

同じDCAの設定が、逆方向の価格の動きに使われます。LONGはエントリーより下に追加の買いを出し、SHORTはエントリーより上に追加の売りを出します。

DCAボットの詳細パラメータ:稼働レンジ、倍率、サイクルの管理

平均化ステップ %(“Averaging Step”)

ボットが次の平均化注文を出す前に、価格が直前のレベルからどれだけ動く必要があるかです。LONGのレベルはエントリーより下、SHORTのレベルはエントリーより上にあります。

LONG例:ステップが2%、エントリーが$100の場合、次の買いレベルは$98、その次は$96.04です。SHORTでは、同じ設定をエントリー価格から上方向に適用します。

ステップ倍率(“Step Multiplier”)

後続の注文ごとに、平均化レベル間の間隔を広げます(1〜4)。倍率が1の場合、ステップは変わりません。

LONG例:倍率が1.5、初期ステップが2%の場合:

  • 1回目の買い:2%の下落
  • 2回目の買い:3%の下落(2% × 1.5)
  • 3回目の買い:4.5%の下落(3% × 1.5)

LONGではレベルが段階的に下がっていきます。SHORTでは段階的に上がっていきます。

数量倍率(“Volume Multiplier”)

後続の平均化注文ごとに、サイズを大きくします(1〜4)。倍率が1の場合、すべての注文サイズは同じです。

LONG例:倍率が2、最初の注文が5 USDTの場合:

  • 1回目の買い:5 USDT
  • 2回目の買い:10 USDT
  • 3回目の買い:20 USDT

SHORTでは、同じサイズが平均化の売りに適用されます。

倍率を大きくすると平均取得価格の変化は速くなりますが、LONGではより多くの決済通貨が、SHORTではより多くのベース資産が必要になります。

⚠️

注意:数量倍率が高いと、注文サイズが急速に大きくなります。設定したすべてのレベルを取引所の残高でまかなえることを確認してください。

1回目の平均化から数量倍率を適用(“Apply Volume Multiplier from 1st Averaging”)

数量倍率をいつから適用するかを決めます。有効にすると、倍率は最初の平均化注文から適用されます。無効にすると、最初の平均化注文は初回注文と同じサイズのままで、倍率は次の平均化注文から適用されます。この設定が影響するのは注文の数量だけで、レベル間の間隔には影響しません。

平均化注文の最大数(“Max. Number of Averaging Orders”)

1サイクルでボットが出せる追加の平均化注文の数です(1〜30)。LONGは価格の下落につれて買いを、SHORTは価格の上昇につれて売りを出します。

例:平均化注文が5の場合、ボットは最初のエントリーに加えて、最大5件の追加注文を出せます。

サイクルの自動リセット(“Auto Cycle Reset”)

DCA LONG専用です。有効にすると、平均化注文が最大数に達した後、ボットはDCAサイクルをリセットします。DCA SHORTでは自動リセットは使いません。

シングルサイクル(“Single Cycle”)

有効にすると、現在のサイクルが終了した後、ボットは新しいエントリーを止め、手動で再開されるのを待ちます。シングルサイクルはLONGとSHORTの両方で使えますが、サイクルの自動リセットと同時には有効にできません。

稼働レンジ(“Operating Range”)、任意

下限価格と上限価格は、ボットがポジションを建てたり追加したりできる範囲を決めます。サイクルを終了する売りや買い戻しは制限せず、保有中のポジションを決済することもなく、ストップロスでもありません。

  • 下限:ボットはこの価格より下で、エントリー注文や平均化注文を出しません。
  • 上限:ボットはこの価格より上で、エントリー注文や平均化注文を出しません。

目標利益 %(“Target Profit”)

サイクルを終了する注文の計算に使う割合です。LONGでは平均購入価格より上での売り、SHORTでは平均売却価格より下での買い戻しになります。


ボット作成後に変更できる項目

すべてのパラメータを、ボットの作成後に変更できるわけではありません。変更可能な設定を変えるには、ボットのページで編集(“Edit”)ボタンをクリックします。

変更できる項目:

  • 注文サイズ
  • 目標利益
  • 下限価格と上限価格
  • 平均化ステップ、ステップ倍率と数量倍率、数量の計算モード
  • 平均化注文の最大数
  • LONGのサイクルの自動リセット、またはシングルサイクル

変更できない項目:

  • 取引所
  • 取引ペア
  • 戦略
  • 方向
  • サイズモード

変更できないパラメータを変えたい場合は、希望する設定で新しいボットを作成してください。

起動後は、手動操作(英語)で説明している操作を使ってください。手動の平均化はLONGで利用でき、SHORTでは利用できません。